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優れた技術や最新の研究成果

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2012年8月

東京スカイツリー®にも採用された技術を搭載

最先端のエコなエレベーター

環境に配慮した、エネルギーを効率的に利用できる製品への関心が高まっています。それはエレベーターにおいても例外ではありません。今回は、最先端のエコなエレベーターの秘密について、東芝エレベータの倉光先生と、製品企画に携わった兼永先生に伺います。

東京スカイツリー®でも採用されたエコな技術

ニャンダロー:暑い夏、節電のために省エネ家電を選ぶ人が増えているって聞いたニャ。ところで、ビルの中にあるエレベーターは、毎日たくさんの人を乗せて行ったり来たり、電気をたくさん使っているように見えるけど、ちゃんと節電してるのかニャ。

今月の先生 東芝エレベータ ビルディング事業部 兼永直子さん(左) 倉光昌裕さん(右)

倉光先生:もちろんだよ、ニャンダローくん。今回は東芝エレベータの「SPACEL-GR( スペーセル・ジーアール)」という最新の標準形エレベーターに搭載されている省エネ技術の秘密を紹介するよ。標準形エレベーターとは、主に20階建てくらいまでの中低層の建物向けの製品のことで、この「SPACEL-GR」は、消費電力を従来※1に比べて最大50%も削減できるんだ。

ニャ:50%も?!すごいですね!どうしたらそんなことができるんですか?

先生:「SPACEL-GR」では、待機電力の削減や照明・換気扇の自動停止、天井照明のラインアップを全てLED化したことでエレベーターの節電に貢献しているよ。また、高効率PMSM※2ギヤレス巻上機や、かごの軽量化などでも省電力を実現しているんだ。それに、エレベーターを支えるワイヤロープの強さが向上し、使用本数と重さを減らすことができたんだ。これらの技術は、東京スカイツリー®向けの高速エレベーターにも使われているよ。(図1)

図1 「SPACEL-GR」に採用されたエコな技術

ニャ:最先端技術が結集されているんですね。

エレベーターがビルに電気を送る「回生電力機能」

先生:他にも特徴的な技術があるんだ。まず、特に省エネに貢献している「回生(かいせい)電力機能」を解説しよう。

ニャ:回生って何ですか。難しい名前ですね。

先生:まずエレベーターが動く時、どのように電気を使うのか説明するね。一般的なエレベーターは通常、人が乗る「かご」と、かごを動かすための「おもり」が、ロープで巻上機(モーター)の両端にぶら下がっているんだ。エレベーターが多くの電気を使うのは、「かご」と「おもり」のどちらか重いほうが上昇するとき。例えば、人がたくさん乗った重い「かご」を上げるには、おもりを引っ張る強い力が必要になるから、電気がたくさん使われるんだ。ところが、逆にたくさんの人が乗った「かご」が下降する場合は、「かご」の重さが下に降りる力の一部となってモーターを回転させ、発電機となって電気を生み出すんだ。これが回生電力だよ。

ニャ:エレベーターが電気をつくるんですか?

先生:そうなんだ。でも、今までは、その発電された電気は熱エネルギーとして捨ててしまっていてね。この「SPACEL-GR」では、建物に電力として供給できるようにしたんだ。これが「回生電力機能」だよ。

乗り心地を向上させたローラーガイド

先生:省エネだけじゃなく、乗り心地や環境にも配慮して、標準形エレベーターとしては初めて"ローラーガイド"という案内装置を採用したんだ。案内装置とは、エレベーターの「かご」と「おもり」がレール上をスムーズに動くように、レール接触部に設置されるもの。今回、ローラーガイドを採用したことによって、従来のガイドシューという案内装置で必要だった潤滑オイルが不要になったよ。だから、メンテナンス時にレールへの給油も必要なくなったんだ。また、ローラーでかごとレールがスムーズに動くから、音も静かで乗り心地もさらに良くなったよ。(図2)

ニャ:すごいですね。これからも新しい技術を楽しみにしています!

図2 ローラーガイドとガイドシューの違い
  • ※1 回生電力機能を採用した、乗用15人乗り105m/min(STD 天井相当)と従来機種との比較(東芝エレベータ調べ)
  • ※2 Permanent Magnet Synchronous Motor(永久磁石電動機)

兼永先生に聞いたエレベーターをさらに魅力的にするために

図2 ローラーガイドとガイドシューの違い

ニャ:エコなエレベーターなら、お客様はきっと気に入るに違いないニャ!

兼永先生:そうですね。さらに、今回紹介しているこの「SPACEL‐GR」ではエコなだけでなく、内装のデザインにバリエーションが増えました。これまでのエレベーターは無機質な印象がありましたが、製品の企画に初めて"女性の視点"を加えたことで、かご内装の壁のデザインに、「優しく温かい印象」「和の雰囲気」「優雅な美しさ」をコンセプトにした桜柄が加わりました。この桜柄は、最初に受注したエレベーターにも採用され、お客様にも喜んでいただきました。

ニャ:新しい内装デザインをもっと見てみたいニャ。




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