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個人投資家の皆様へ

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2014年10月

情報漏えいからデータを守る

自己暗号化ドライブ

今やほとんど全てのIT機器の中に入っているメモリやSSD、HDDといったストレージ装置(ドライブ)。
この大切なデータをドライブが自らの仕組みで守る「自己暗号化ドライブ」について工藤先生に教えてもらいました。

自分で暗号化するドライブがPCに負荷をかけずに安全性を高める

ニャンダロー:毎日のように企業情報や顧客データ流出のニュースが報道されているけど、一度流出したデータは拡散したり、悪用されたりするから大変ですよね。

今回の先生 セミコンダクター&ストレージ社 ストレージプロダクツ 設計生産統括部 工藤 喜之さん

工藤先生:そうなんだ。最近、データの流出を防ぐために、ドライブ内のデータを暗号化するソフトウエアの使用が増えているんだけど、PCの中央処理装置であるCPUが処理を行うから、CPU、すなわちPC全体に負荷がかかるのが問題でね。

ニャンダロー:安全になるけど、PCの処理速度が遅くなっちゃうってことですね。それは困るニャ。

工藤先生:そこで考えられたのが、この「自己暗号化ドライブ(SED:Self Encrypting Drive)」だよ。ドライブ自身が暗号化専用の回路を持っていて、ドライブにデータを書き込むときに暗号化してから記憶媒体に記録するんだ(図1)。もちろん、読み出すときもドライブの中で復号する。これならPCのCPUには負荷がかからないよね。暗号化のための暗号鍵には、現在もっとも厳重といわれているAES256という方式に準拠したものが使われているんだよ。

ニャンダロー:ニャるほど!CPUを使わないならPCはサクサク動きますね。

工藤先生:SEDには他にも利点があって、暗号鍵がドライブの中に記録されているから、今の技術ではデータを盗み出すことができないんだ。PC内のどこかに暗号鍵を置いておくソフトウエア暗号に比べて、はるかに安全性が高いんだよ。

図1 自己暗号化ドライブ(SED)の仕組み

自分で自分を守る東芝だけの「Wipe Technology」機能

工藤先生:東芝には暗号化技術を応用した「Wipe Technology」という技術もあってね。あらかじめ定めたPCなどの機器とは異なる機器からアクセスされると、ドライブが自動的に暗号鍵を書き換えて、一瞬でデータを無効化してしまうんだ(図2)。例えば、PCのHDDを取り外して盗まれてしまっても、他のPCに接続すると自動でデータが無効化されるので、データを見ることはできないよ。

ニャンダロー:まるで自爆装置ですね。スパイ映画みたいだニャ。

図2 「Wipe Technology」とは?

自己暗号化ドライブの技術でHDD廃棄の効率化も可能に

工藤先生:さらに、SEDは他にも役立つことがあるんだ。ドライブは、PCだけでなく、MFPなどのオフィス機器やデータセンターのエンタープライズ向けサーバにも使用されているよね。そこには大量のデータが記録されていて、大容量が故に廃棄するときのデータ消去作業が問題になっているんだ。

ニャンダロー:何が問題ニャんですか?

工藤先生:廃棄にあたっては、ドライブを物理的に粉々に破壊するか、データが完全に消えるまでダミーデータを上書きし続ける必要があるんだ。最近はデータ容量が飛躍的に増大しているから、上書き作業に何時間もかかってしまうんだよ。

ニャンダロー:時間もお金もかかって大変ですね。でも、データは残しておきたくない。

工藤先生:そうだよね。SEDなら、暗号鍵を書き換えてしまえば復号することができなくなるから、安心して廃棄できる。この機能を使えば、大容量のHDDも一瞬でデータが無効化できるから、廃棄作業が一気に効率化できるんだ。

ニャンダロー:はぁ〜、これはすごすぎて体中の毛が逆立ちそうだニャ!先生どうもありがとうございました。




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