開発の背景と狙い

 マルチメデイア機器は、映像や音声、文字などの独立したデータを共通の基盤上で 融合し複合処理するため、扱うデータをすべてデシタル化する必要があります。 データをデジタル化する場合に、データを圧縮する必要があります。現在、マルチ メディア時代の動画像や音声のデータを圧縮する方式として、国際標準化機構の ISOにおいて、「MPEG1」規格や「MPEG2」規格が標準化されています。

 現在、米国のCATVやデジタル衛星放送のダイレクTVなどの放送分野などに おいて、「MPEG」技術が用いられており、オーディオデータは「MPEG1」 規格、動画像データは「MPEG2」規格が採用されています。

 これらの放送を家庭で受信するためには、「MPEG1」「MPEG2」の圧縮 データを伸長できるLSIを内蔵したセットトップボックスなどの専用機器が必要に なっており、機器の小形化などを実現するためLSIのワンチップ化へのニーズが 高まっています。

 当社は、このようなニーズに対応するため、「MPEG1」規格のオーディオ データと「MPEG2」規格の動画像データをリアルタイムに伸長できる新製品を 商品化するものです。


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