中小規模ビルなどに最適な空調管理システムの商品化について

1996年1月23日

多様な空調制御とシステム拡張性をコンパクトな本体で実現

 当社は、中小規模ビルなどに最適なビル空調管理システムとして、1台で最大 60系統、室内ユニット960台の空調機器(*1)についてきめ細かな 温度設定制御や運転スケジュール管理などを集中して行うことを可能にするとともに、 ビル管理の様々な用途に応じたシステム拡張性を備えた空調管理システム「BMS- WI600T1」を4月から発売します。

 新製品は、当社がマルチエアコン等の空調機器で培ってきた制御技術と コンピュータ分野のハード設計技術をビル空調管理システムに活かし 商品化したもので、ウォールインタイプのコンパクトな本体に、操作性に優れた 液晶タッチパネルを採用するとともに、CPU(中央演算処理装置)と 専用制御ソフトを搭載することで、系統別の温度設定や運転時間などを1台で 集中制御することを可能にしています。
 このため、従来のビル空調管理ではできなかった、ビルのフロア別の季節、 天候、日照状況や、祝祭日、勤務時間等に応じたきめ細かな空調制御を集中して 行うことができ、ビル全体の効率的な空調が実現できます。

 また、ビル管理システムコンピュータとの接続用のRS485、RS232C 接続インターフェイスを備えており空調機器の分散処理システム端末として 活用できるとともに、ICカードスロットからユーザ独自の制御ソフトを 取り込むことができます。
 さらに今後発売予定の接点入出力ユニットとその制御オプションソフトにより 照明設備や換気設備、施錠設備を制御することや、電力計インターフェイスと その管理オプションソフトの組み合わせによるエリア別電力使用量の積算管理も 可能とするなど、多機能なビル管理システムへの拡張ができます。

 当社は、今後、様々なビル管理設備との接続ユニットやシステム拡張ソフト等を 順次開発・発売し、新製品による空調制御を核としたビル管理システム事業を 展開して参ります。

*1 当社空調機器接続用信号ケーブル「AI-NETWORK」による当社 マルチエアコンとの接続。1系統あたりで室内ユニット最大16台まで接続可。


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新製品の主な特長
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