商品化の背景と狙い

 マルチメディア技術の発達やインターネットの普及をはじめとする コンピュータネットワークの拡大などにより、ネットワーク回線を通じて 伝送されるデータの大容量化が急速に進んでいます。このため、より大容量の データを高速に通信できるとともに、低コストで効率の良い情報通信ネットワークの 構築が求められています。
 現在のLANは、集線装置(ハブ)などを用いて各端末を接続する イーサーネット方式などが主流となっていますが、全ての端末がデータの伝送帯域を 共用するため、データ量の増大にともなう伝送効率が低下するなどの問題があります。

 ATM(非同期転送モード)技術は、全てのデータを53バイトの固定長セル (小包)にして送信する方式で、各セルにはヘッダ(宛名)が付けられており、 通信相手を瞬時に判断して専用の伝送経路を設定できることから、伝送帯域を有効に 使用でき、音声や動画像を含む大容量のマルチメディアデータも高速に 伝送することができます。
 新製品は、「AXシリーズ」の「AX-4100」・「AX-1300」などと 組み合わせて使うことにより、既存のLANやワークステーション、パソコン サーバなどと接続することが可能で、既存システムとの共存を図りながら効率的な ATMネットワークを構築することができます。


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