新製品の主な特長

  1. 新製品は、マルチメディア技術の発達や情報通信ネットワークの拡大に ともなう今後の通信量の増加に十分対応できるよう、標準構成で155Mbps 回線を12回線収容し、1回線あたりのコストパフォーマンスを高めています。 また、本体の拡張カード用スロットにオプションのインターフェースカードを 組み込むことにより、最大15回線接続でき、余裕を持った通信ネットワークの 構築を可能にするとともに、SVC(ATM Forum UNI(User Network Interface) 3.0/3.1準拠)機能については、標準で搭載しています。

  2. 回線別にバッファ量を自由に割り当てることができる出力バッファを 32,768セル備えるとともに、回線別のバッファについては、複数のサービス クラスに分けて使用することができるため、通信が集中した場合でもセル廃棄を 最小限に抑えることができます。また、オプションソフトウェアにより、ATM  Forum仕様のLANエミュレーションサーバー機能を実現できます。このため、 既存のLANで接続されたネットワークで使っていたアプリケーションソフト ウェアを新たに構築するATMネットワークにスムースに移行させ、利用することが できます。

  3. 拡張カード用スロットにオプションでルーター機能を持ったカードを 組み込むことにより、ATMネットワーク内に構築された各LANの相互間で データなどの伝送を行うバーチャルLAN間通信を行うことができるなど、 新しい通信サービス機能の追加にも柔軟に対応できます。

  4. 拡張カード用スロットにオプションでWAN接続用のインターフェースカードを 組み込むことにより、キャリア回線を利用して離れた場所に構築したATM ネットワーク間を直接接続することができ、シームレスなネットワーク環境を 実現できます。

  5. PCカードにも対応しており、データの設定・収集や最新機能を取り入れた ソフトウェアのインストールにもスピーディーに対応できます。

  6. ILMI(Interim Local Management Interface)機能を装備しており、 これに対応した端末を接続すると自動的に端末の認識・設定を行い、プラグ・アンド・ プレイを実現するため、難しいネットワーク構築の負荷を軽減できます。

  7. メニュー画面上で対話形式によるデータ設定を行えるソフトウェアを標準 搭載しており、ユーザーが手持ちの端末を接続して本製品の操作を行うことが できます。
    また、TELNET、FTPの機能を装備しており、遠隔地からでもネットワークを 介して本製品の操作を行うことができます。

  8. LANのネットワーク管理で標準となっているSNMP(Ver.1)のエージェント 機能を搭載しています。また、標準化されているMIB-Ⅱ、AToM MIB、ATMF-MIBの他、当社独自のMIBを 搭載しており、きめ細かなネットワーク管理を行うことができます。

  9. オプションにより二重化電源を装備することができます。
    また、オプションのソフトウェアをインストールし、ATM Forum仕様の PNNI(Private Network Node Interface)機能を組み込むことでネットワーク 障害時に通信回線の自動迂回を行うことができるなど、ネットワーク運用面でも 高い信頼性を実現しています。

  10. 通信中の回線に影響を与えることなく指定したVPI/VCIを持つ セルだけを選択的に指定した回線へ出力することができるため、測定装置を接続して 必要なトラフィックのモニタを行うことができます。


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