東芝電子仮想美術館の概要

「東芝電子仮想美術館」は、「スマイス東芝」と「東芝研究開発センター」 (神奈川県・川崎市)、東京国際美術館に設置された「T-BRAIN  CLUBテクノミュージアム」(*)(東京都・多摩市)の3カ所をNTTの 提供する「高速・広帯域バックボーンネットワーク(ATM156Mbps)」で 結んでいます。
「研究開発センター」には、ギャラリーとなる孤島の3次元CGを作成している サーバがあり、1秒間に最大30コマの画像をMPEG2で「スマイス東芝」に 伝送し、3次元表示の動画を表示します。電子仮想美術館からの高精細画像の 呼出しは、作品の位置情報から「研究開発センター」のサーバが作品IDを確認し、 ネットワークを通じて「T-BRAIN CLUB」にある高精細画像 データベースに検索要求を出し、当該画像データが「スマイス東芝」へ伝送され、 リアルタイムで表示されます。

絵画をデータベースに収め高精細画像で鑑賞できる電子美術館システムは、 すでにいくつかの美術館や施設に導入されていますが、遠隔地の複数のサーバーや データベースをATMの高速ネットワークでつないだものは、全国でこれが 初めてです。
本システムを用いて、有名な美術館・博物館の建物外観から内部までをCGで 忠実に再現することで、本物の美術館の雰囲気そのままに遠隔地や家庭からでも 美術鑑賞を行えるなど、幅広い応用が可能となります。

(*)「T-BRAIN CLUBテクノミュージアム」:

当社が運営するハイテク美術館(東京国際美術館5階)。ハイビジョン大型画面で 国内外の名画を鑑賞できる。今回のシステムでは、同ハイテク美術館の データベースから高精細画像を転送する。


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。