商品化の背景と狙い

 現在、ワークステーションの普及やパソコンの高画質化が急速に進んでおり、 これに伴い、オフィスなどで使用するコンピュータの機種数も増加しており、 コンピュータから出力される映像信号の周波数も高くなるとともに多様化しています。 このような様々なコンピュータの映像を用いた各種展示会や、企業、学校、 自治体などのホール、ロビー、ショールーム、会議室、研修室などでの プレゼンテーションや、監視制御の分野などでは、高精細なプロジェクターが 用いられていますが、より高輝度、高精細で、設置、メンテナンス時の調整が 簡単な製品が望まれています。

 従来、プロジェクターを設置する際には、入力ソースを決定し、その入力信号に 対する色ずれ(コンバーゼンス)調整のみが行われており、それ以外の 周波数の入力ソースを追加する場合は、その都度、サービス会社などに色ずれ (コンバーゼンス)調整を依頼する必要があり、待ち時間や調整費用が 発生していました。

 また、従来、異なる入力ソースを選択する毎に、その入力に対応した調整データを 指定する必要があり、調整データの指定可能な専用のスイッチャーなどを用いて 入力ソースを切り替えていました。

 新製品は、設置、メンテナンス時の調整がより簡単で、より高輝度、高精細という プロジェクターへのニーズに対応して商品化したもので、新たに開発した 「インテリジェントクイックコンバージェンス回路」を搭載することにより、 7つの周波数で色ずれ調整をしておくだけで、他の入力信号に対して自動的に 補正を加え、色ずれをなくします。

 また、マルチスキャン機能を採用しており、最大30種類までの入力信号に対する 色ずれ調整、画面サイズ、位置の調整、画質調整などの最適な調整データを自動的に 選択することができます。


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