新製品の主な特長

1.新開発インテリジェントクイックコンバーゼンス回路

 設置時に、7つの周波数で色ずれ(コンバーゼンス)調整を しておくだけで、水平同期周波数15kHz~100kHz、垂直同期周波数 38Hz~150Hzまでの範囲のあらゆる周波数の入力信号に対して自動的に 補正を加え、色ずれをなくすことができ、設置した後に入力ソースを追加、 変更しても画面の大きさや位置などの簡単なユーザー調整のみで 対応できるようになり、待ち時間や調整費用の発生をなくしました。
 また、色ずれ(コンバーゼンス)調整において、1つの周波数で調整したデータを 隣の周波数での調整開始時にコピーすれば、最適調整に近い状態にすることができ、 最適調整までの調整時間を大幅に短縮可能であるとともに、7つの周波数に対する 調整も、内蔵の調整用テスト信号だけで調整が可能であり、簡単に行うことが できます。

2.マルチスキャン

 水平同期周波数15kHz~100kHz、垂直同期周波数 38Hz~150Hzまでの範囲の入力信号の周波数を判別し、最大30種類迄の 入力信号に対する色ずれ(コンバーゼンス)調整、画面の大きさや 位置の調整、画質調整などの最適な調整データを自動的に選択し、 正確な映像再現が可能です。これにより、各入力信号に対する調整データを プロジェクターに指定する機能を持つような専用のスイッチャーを使用すること なく、通常のスイッチャーにより信号を切り替えるだけで正確な映像投写が 可能です。(同一周波数や近接する周波数の2つ以上の信号が入力される場合には 調整データの指定が必要になることがあります。)

3.高輝度、高精細映像

 大口径フォーカスマグネットや含浸カソードを採用した7形90度偏向電磁 フォーカスブラウン管や映像帯域100MHzの広帯域化により、160ルーメン (ANSI)*1、1600ドット×1200ラインの高輝度・高精細映像を 実現しました。

*1 「ANSI IT7.215」に規定される測定法に基づく測定値。画面全体を 白表示し、画面を9分割したそれぞれの中心の明るさの平均値をとるもので、画面の 平均的な明るさの指標となる。 (ANSI:American National Standards Institute)

4.様々な映像ソースに対応

 NTSC、PAL、SECAM、NTSC4.43のビデオ信号、ハイビジョン信号、 からパソコン、ワークステーション、CAD/CAMなどの高解像度信号までの 様々な映像入力ソースに対応することができます。

5.カラーレンズの採用

 緑と赤の色つきレンズの採用により、CRTの蛍光体から発する光の不要成分を 除去し、色純度の向上を図っています。

6.リアプロジェクター対応

 別売のリアプロジェクターボックス「P-B7300」に取り付けることにより、 70形のリアプロジェクターが構成でき、用途、場所に応じて選択が可能です。

7.多段積み(スタック)対応

 複数台のシステムバス端子を接続することにより、多段積み時の連動制御ができ、 明るい場所での使用に対応したシステムを構築できます。(構造を含めた対応に ついては特注対応です。)

8.薄型デザイン

 厚さ299mmの薄型デザインや端子の前面配置により、圧迫感をやわらげると ともに、すっきりとした設置が可能です。

9.ワイヤレス・ワイヤード兼用リモコン、RS-232C/RS-422制御

 明るさ、コントラスト、画面サイズなど、様々な調整、設定を自照式ワイヤレス・ ワイヤード兼用リモコンや外部コントロール端子からのRS-232C/ RS-422制御により行うことができ、様々なシステムの構築や演出が可能です。


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