開発の背景と狙い

 現在、パソコンにおいて、メモリ容量の増大や高速CPUの搭載など、 高機能化・多機能化に加え、ノートブック形パソコンにおいては、 小形・軽量化が進められています。

 この中で、(1)ワンチップで大容量を実現、(2)ランダムアクセス時間の高速化、 (3)CPUと高速に情報のやりとりを行うためのEDO機能の搭載や多ビット化、 (4)機器の小形化を実現するための薄形パッケージの採用、 (5)低消費電力化、などを実現したDRAMが求められています。

 また、16メガビットDRAMとの置き換えが可能な400ミル幅パッケージを 採用した64メガビットDRAM第二世代品へのニーズも高まっています。

 当社は、このようなニーズに対応するため、64メガビットの大容量で400 ミル幅の第二世代パッケージを採用するとともに、世界最高速のアクセス時間を 実現し、EDO機能の搭載や多ビット化、TSOPパッケージの採用、 100ミリアンペア以下の低消費電力を実現した新製品を商品化するものです。

 当社、米国IBM社、独シーメンス社の3社において、昨年6月に世界最小の チップ面積を実現した256メガビットDRAMを開発しています。新製品の 64メガビットDRAMは、この共同開発で培われた技術成果も 応用することなどにより実現したものです。

 また当社は、64メガビットDRAMの派生品として、64メガビット シンクロナスDRAMも開発しており、来年初めにも商品化し、ラインアップの 拡充を図っていきます。


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