新製品の主な特長

1.「HDスーパーブライトロン」管

 新製品は、新開発の「HDスーパーブライトロン」ブラウン管を搭載することに より、従来機種の「スーパーブライトロン」管に比べてフォーカス品位を15%、 コントラスト比を20%向上させており、明るく高画質、高画質の映像を楽しめます。
 「HDスーパーブライトロン」管は、レンズ枚数を従来の7枚から8枚にした 新電子銃、水平・垂直方向ダイナミックフォーカス回路、ハイビジョン用新高精細 シャドウマスク、新偏向ヨークなどの採用により、電子ビームの集束性能を向上させ、 画面中央部はもとより、周辺部にいたるまでフォーカス品位を平均15%向上 させるなど、解像能力を一段と向上させ、従来の「スーパーブライトロン」管の性能を さらに向上させています。
 また、発色性、色再現性を向上させた新 γ補正回路などの採用により、明るく 色鮮やかで、メリハリのあるくっきりした高画質、高精細映像を実現しています。

2.「ダブルウインドウ機能」、「新・9画面マルチサーチ機能」

 MUSE-NTSCコンバータを内蔵することにより、ハイビジョン放送番組と 地上波放送番組など2つの映像を同時に楽しむことができる「ダブルウインドウ 機能」を業界で初めてハイビジョンテレビで実現しています。
 また、受信できる放送の全てを9画面毎に同時表示できる「9画面マルチサーチ 機能」をさらに向上させた「新・9画面マルチサーチ機能」を採用しています。
 「新・9画面マルチサーチ機能」は、「ダブルウインドウ機能」で2分割した 画面のうち、右画面をさらに9分割し、受信できる放送の全てを9画面毎に 3.6秒のコマ送り映像(従来は5.4秒)を表示できます。さらに、9画面のうち 指定した1画面のみを音声付き動画で再生することもできます。(注2)

(注2)9画面のうち1画面を動画で再生する場合は他の8画面は静止画となります。

3.「ニューステーション機能」

 テレビ放送用チューナの他に文字放送デコーダを搭載しているため、左画面の テレビ放送を見ながら右画面で文字放送を見ることができるなど、テレビ放送と データ放送を様々な形で同時に楽しむことができる「ニューステーション機能」を 採用しています。

4.「NTSC倍密度スキャン方式」

 当社独自の「NTSC倍密度スキャン方式」(注3)を採用しており、通常、 映像を1秒間に60コマで表現していたのを、その倍の密度の120コマで 表現しています。
 また、3次元Y/C分離回路を内蔵しており、ワイドクリアビジョン放送をはじめ、 通常のテレビ放送からパッケージソフトにいたるまで、フリッカー感 (ちらつき感)を抑えたより緻密な映像を実現しています。

(注3)ハイビジョンの水平走査周波数と同じ33.75kHzで走査するアップコンバータ内蔵。

5.通常のビデオで録画ができるMUSE-NTSCコンバータ内蔵

 MUSE-NTSCコンバータを内蔵しているため、ハイビジョン番組を NTSC方式の映像に自動的に変換して通常のビデオで録画することができます。
 また、内蔵しているMUSE-NTSCコンバータを独立アダプターとして 活用できるようハイビジョン用ベースバンド入出力端子を備えています。

6.ワイドクリアビジョン放送識別回路、「オートライブ機能」

 地上波のワイド放送であるワイドクリアビジョン放送を受信すると、素早く、 自動的にワイド画面に切り替えるワイドクリアビジョン放送の識別回路を 内蔵しています。
 また、「オートライブ機能」を採用しており、4:3の映像をはじめ、 ビスタサイズやシネスコサイズの画像に対しても自動的にワイド画面に最適に 映し出すことができます。

7.おやすみタイマー、無信号オフタイマー採用のダブル安心機能

 約60分後にテレビの電源が自動的に切れる「おやすみタイマー機能」を 採用するとともに、放送が終了し、電波が送信されなくなると約15分後に 自動的にテレビの電源が切れる「無信号オフタイマー機能」も採用しており、 テレビのつけっぱなしを防ぐ二つのダブル安心機能を備えています。

8.聴感補正付バズーカトーン

 人間の聴感特性に合わせて、小音量時はバズーカ音(重低音)を通常音量時よりも 強くするなど、音量レベルによってバズーカ音の強さを自動的に補正する回路を 採用しています。


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