4ギガビットDRAMの実現に向けた要素技術の開発について 1996年6月13日
DRAMは、世代ごとに容量が4倍に増えるのに従い、そのチップサイズも 増大する傾向にあります。このため、微細加工技術を駆使することでメモリセルを より微細化することが求められて来ましたが、そのために問題点も発生しています。 現在、ギガビット世代のDRAMを実現するためには、さらなる低電圧化および メモリセルの縮小化への解決策が求められています。 今回当社が開発した回路技術は、トランジスタに印可される電圧を2倍にすると 同時にビット線から放電された電荷を再利用することで、DRAMの1ボルト 以下での高速動作が可能になり、ギガビット世代への対応ができるようになると ともに、メガビット世代DRAMに適用することで、低電力のポータブル機器への 応用が広がります。 なお、本技術については、6月15日からハワイで開催されるVLSI回路 シンポジウムにおいて発表を行う予定です。
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