開発の背景と狙い

 ATM-LAN用のSAR-LSIは、デジタル化された情報をATMの 伝送単位である53バイト(48バイトの情報に5バイトの宛先情報を加えたもので、 このひとかたまりをATMセルという)の長さの伝送ブロックに区切って送信したり、 外部受信したデータを再びATMセルに組み立てるLSIです。

 このなかで、回線の混み具合に応じてATMセルの伝送速度を可変することで、 大量の伝送データを円滑に処理することが可能なABR機能を備えたSAR-LSIが 求められています。

 当社は、ATMネットワークで使用するパソコンやワークステーション、 ハイエンドサーバのアダプタカードなどへ搭載することで毎秒約155メガビットの 高速伝送ができるとともに、伝送データを円滑に処理できるABR機能を備えた 新製品を発売するものです。

 また当社は、ATMセルを通信ネットワークの規格として主流なSonet/ SDH規格に対応したある一定のフレーム(枠内)に納めて、毎秒 約155メガビットの高速伝送が可能な物理層制御LSIも開発しており、 将来的には今回の新製品と合わせたチップセットとして販売していく計画です。


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