開発の背景と狙い

 DVDは、CD(コンパクトディスク)と同じ直径12センチメートルの ディスクにデジタル記憶された情報によって鮮明な動画像と音声を楽しむことができ、 情報・映像・音声が融合したマルチメディア商品として大規模な需要が 期待されています。

 DVDの応用製品には、映画などの音声・映像再生用プレーヤ(DVDプレーヤ)、 コンピュータ用のディスクメディア、プレーヤ/ドライブおよびその他関連機器が ありますが、DVDプレーヤが他の機器に先行して発売される予定です。

 DVDプレーヤを実現するためには、DVD用の音声・映像処理回路を構成できる 専用LSIを開発する必要があります。

 当社は、(1)CD-ROMドライブのデータ読み取りのヘッドを制御する LSIであるデジタルサーボプロセッサでの先行した技術をDVD用として応用した、 (2)MPEG2規格に基づき圧縮記録されたDVDの動画像データをリアルタイムに 伸長できるデコーダLSIを早期に開発した、(3)MPEG2規格対応のリアルタイム エンコーダを早期に開発し、DVDデータを自由に作成・検証できる オーサリング(*2)環境が得られたなどにより、 早期に信頼性の高いDVDプレーヤ用チップセットを実現したものです。


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