開発の背景

 従来日本では、下水放流水の殺菌方法として次亜塩素酸ソーダなどの塩素系薬品を 使用した殺菌が行われており、放水流域の環境に悪影響を与えないよう、 下水処理設備の運転、維持管理に注意を払う必要がありました。

 一方、米国では古くから紫外線による下水放流水の殺菌が行われており、 日本でも近年、建設省が下水放流水の紫外線殺菌を認可したことを契機として、 今後、紫外線殺菌の市場の拡大が見込まれています。

 紫外線を使った殺菌方法は、紫外光により大腸菌などの細菌を殺菌するもので、 放水流域の生態系への影響が少ないなど環境面で優れているものの、ランプ電極の 寿命によるランプ切れがあり、点検・交換の手間がかかるだけでなく、ランプ交換に よる多量の産業廃棄物が発生する可能性がありました。

 新製品は、無電極紫外線ランプを使用することで、環境に優しく、また、産業 廃棄物の削減を図ることができます。


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