開発の背景

 PHSは、現在、急速に普及が進んでおり、今年度は450万台の需要が見込まれ、 今後も利用可能エリアの拡大などにより、一層の需要増が見込まれていますが、 簡易型携帯電話としてさらなる小型化・軽量化が要求されており、これにともない、 PHS内部の各デバイスの小型化が求められています。

 これまで、SAWフィルタについては、電圧損失を抑えるために一定の長さの櫛形 電極や読み取れなかった表面波を反射させる反射器電極が多数必要となるため、 基板サイズの縮小には限度がありました。

 新製品は、電気信号と機械信号の変換効率が高く、反射率が高い四ホウ酸リチウムを 圧電基板として採用することにより、大幅な小型化を実現しました。

 今回の「SRF244WAC9-TB12R」を第1弾製品として、四ホウ酸 リチウムを用いた他の移動体通信機器向けの製品を順次開発していきます。


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。