商品化の背景と狙い

 産業用コンピュータは現在、電力/産業プラントの監視・制御をはじめ、交通、 空港などの情報管理システムなど高速なリアルタイム処理と高い信頼性が 要求されるシステムに幅広く使われています。

 情報システム分野ではオープン化、ネットワーク化が進展していますが、 産業用コンピュータについても制御内容の高度化、制御対象の拡大など一層の 高性能化が要求される一方で、信頼性を維持しながらシステムの拡張やソフト資産の 継承、さらに他のコンピュータとのネットワーク化が求められており、より柔軟で 効率的なシステムを構築したいというニーズが高まっています。

 「XP2000シリーズ」はこのようなニーズに対応したもので、高性能の RISC型MPU「PowerPC」を搭載するとともに、当社が培ってきた 高信頼化技術、分散制御技術を採用したコストパフォーマンスの高いオープンな 産業用コンピュータです。さらに、より高度で大規模なシステムへの対応を図るため、 現在販売中の「XP2020」と比較し、CPU単体性能が1.6倍向上し、 さらにマルチプロセッサ構成により性能レンジを広げた「XP2040」を 商品化するものです。


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