開発の背景と狙い

 マルチメディア化の進展にともない、ナビゲーションシステムやOA機器、 セットトップボックス、携帯情報端末などの各種機器は処理能力の向上や多機能化など が求められています。
 このため、制御用マイコンには、各種情報機器の高速化・多機能化の実現に向けた 大幅なパフォーマンスの向上が必要となっています。

 新製品は、このようなニーズに対応して開発したもので、0.3ミクロンの最新 プロセス技術の採用などにより最大70MHz(3.3ボルト動作時)の高速処理を 可能にするとともに、従来は2層であったアルミ配線層を3層にすることなどにより、 コア部のセル面積を約4分の1(当社比)に圧縮し、チップ内の回路設計の自由度を 高めています。

 当社は、「R3900高速版コア」をマイコンコアのラインアップに加えることで、 多様化するシステムニーズに幅広く的確に応えていきます。
 今回の「TMPR3901F-70」を第1弾製品として、さまざまな アプリケーションに必要な機能を取り込んだ製品を順次開発していきます。


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。