新製品の主な特長

  1. 0.3ミクロンの微細加工技術の採用やキャッシュメモリの動作タイミングを 考慮した最適化設計などによって、70MHz(3.3ボルト動作時)の高速動作を 実現しています。

  2. 最大600ミリワット(70MHz、3.3ボルト動作時)の低消費電力化に よって、より長時間使用が要求される携帯情報機器をはじめとする用途にも 適用できます。

  3. 内蔵したキャッシュメモリにないデータや命令を外部のメモリから 読み出すときにも、後続命令を実行できるノンブロッキングロード機能を 備えています。

  4. 信号処理で多用される積和演算を1クロックで実行できるDSP(デジタル シグナルプロセッサ)機能を備えています。

  5. 周辺回路として、ライトバッファ、クロックジェネレータ、メモリプロテクション ユニット、デバックサポートユニット、キャッシュメモリ(命令キャッシュ: 4キロバイト、データキャッシュ:1キロバイト)を搭載しています。

  6. 今回開発した「R3900高速版コア」は、従来、2層であったアルミ配線層を 3層にすることやプロセスルールを微細化することなどによって、コア部のセル面積を 約4分の1(2.76平方ミリメートル、当社比)に小型化するとともに、 キャッシュメモリを除くコア部の配置を自由に変えることができるため、ASIC マイコンのコアとしても対応できます。

  7. 「TMPR3901F-70」のコアである「R3900」用に最適化された Green Hills Software社製のCコンパイラ・C++コンパイラ・アセンブラ・リンカ・ ライブラリツール・マルチデバッガを株式会社アドバンスドデータコントロールズから 提供します。また、リアルタイムのデバッグを可能にするプロセッサプローブを 横河ヒューレッドパッカード株式会社から提供します。


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。