車載形フルカラーLED表示装置の発売について 1997年1月16日
車載形LED表示装置の商品化は業界で初めてです。 新製品は、放電管などの屋外表示装置に比べ重量が約2分の1、消費電力が 約3分の1と薄形、軽量で低消費電力を実現できるLED表示装置を 採用することにより、パソコン、音声・映像再生システム、発電装置など 映像表示に必要なシステム一式を1台の自動車(普通自動車免許で運転できる 4トントラックベース)に搭載することを可能にしています。 このため、少人数で自由に走り回れる機動力があり、固定設置が困難な場所での 利用も可能なことから、スポーツ中継や映画・コンサートなどの各種イベント、 官公庁、自治体などの広報活動、災害発生時の避難誘導や被災状況などの 情報提供など、幅広い分野でのフレキシブルな応用が可能です。 また、新製品は、LED表示装置部を水平方向に最大90度まで 回転することができるため、利用環境にあわせた最適な画面位置を 設定できるとともに、回転後のあいた荷台部分はステージとして 活用することができます。 新製品のシステム価格は、LED表示装置の画素の間隔を 20ミリピッチとしたタイプのものから全輪駆動タイプを使用した 多目的高性能車まで5,800万円~9,500万円と用途にあわせた 幅広い価格を設定しています。標準タイプは、表示画素の間隔が10ミリピッチの 高精細タイプの160インチフルカラーLED表示装置をエアサスペンション付き 自動車に搭載した構成で、7,500万円です。97年度に30台の受注を 見込んでいます。
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