開発の背景と狙い

 現在ICカードは、会員カード、プリペイドカード、ポイントカード、 テレフォンカードなど様々な分野で活用されており、96年度の世界市場は 約6億枚が見込まれています。
さらに今後は、セキュリティ性の高さと、低価格化の進行から、身分証明書や 住民カードをはじめ、電子商取引などへの応用が期待され、98年度の市場規模は 約13億5千万枚が予想されます。これに伴い、ICカードを発行するシステムの 需要も大きく伸びると予想されます。

 ICカードを発行するためには、カードの表面に文字や顔写真を印刷し、 ICメモリと磁気ストライプにデータの入力が必要です。現状のシステムでは、 ICメモリへのデータ入力と、それ以外の磁気ストライプのデータ入力や印刷は 別々の機器によって構成されています。このため、設置スペースをとる、 カード発行のための作業工程が多い、人為的な発行ミスがおこるなどがあり、 省スペースで効率の良いシステムが求められています。

 当社はこのようなニーズに対応するため、印刷機能とICメモリおよび 磁気ストライプへの情報書き込み機能を一体化した卓上型ICカード発行機を 採用した発行システムを業界に先駆けて商品化するものです。


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