本開発品の特長

  1. 6型の小形ブラウン管に相当する小画面を縦に3個、横に8個、 合計で24個配置し1つの大画面を合成する構造になっています。 背面に配置する小形ブラウン管の数を増やしたり、 それぞれの画面を大きくすることで、 現在のブラウン管のような構造上の制限なく40型以上の大画面も実現可能です。

  2. 各小画面の境界に支持材を取り付けることで、 ブラウン管に加わる大気圧を分散して支えることができます。 このため、薄くて平坦なガラスが使用でき、軽量化が図れました。 支持材の先端は楔状になっており、この先端が蛍光体スクリーンの ブラックストライプに位置出しされるので、前面からこの支持材が見えることはありません。

  3. 1本の電子銃から発射された電子ビームを、偏向ヨークに入射する前に補助偏向し、 RGB各色に対応した3つの軌道を作りシャドウマスクに入射させることで色選別を行います。 電子銃はモノクロ用の小形で簡略なものが使用でき、低消費電力化、 低コスト化が図れるとともに、1本の電子銃でRGB3色を表示するので、 3色の色バランス調整も容易です。

  4. 液晶表示装置(LCD)やプラズマ表示装置(PDP)では原理的に難しい、 完全に無発光な状態から500cd/m2を 超える高輝度状態までを忠実に表示することができます。 さらに大型テレビやパソコン用モニタで好評を得ている マイクロフィルター(TM)管技術を 採用することによって、さらに明るく、メリハリのある画像を表示できます。

なお、本開発品は3月4日から9日まで有楽町駅前の東京国際フォーラムで開催する 「TOMORROW21東芝技術展」に出展する予定です。


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