開発背景

 一般産業機器やOA(オフィス・オートメーション)機器、 デジタル携帯情報機器などの開発を行う上で、高機能化、 本体のコンパクト化、消費電力化などが求められるとともに、 ソフト開発期間の短縮、開発コストの低減が求められています。 さらに出荷ラインでの内蔵プログラムの仕向地別変更、機器調整など、 よりきめ細かな対応も必要になっています。
 マイコンとフラッシュメモリを1チップ上に搭載したフラッシュメモリ内蔵マイコンは、 チップ面積を縮小でき、低消費電力化が図れます。また、 マイコンを制御するプログラムを基板につけたまま書き換えられるため、 ソフト開発期間の短縮、開発コストの低減に貢献できることから、 急速に需要が拡大しています。
 しかし、フラッシュメモリ内蔵マイコンはプログラムの書き換えが容易である反面、 (1)プログラムのデバッグ時の履歴管理が煩雑になる、 (2)プログラム書き換え時の読み出しに対するセキュリティ確保が必要という側面がありました。

 これに対し、当社は、デバッグ時の履歴管理が容易に行え、 かつプログラムが不正に読み出されることのないようにした フラッシュメモリ内蔵16ビットマイコンを開発、商品化するものです。


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