新製品の主な特長

  1. ATM-LANとイーサネットなど他のネットワークとのパケット転送において、 上位層(MAC(媒体アクセス制御)層など)とのインターフェイスに最適な送受信それぞれ200メガビット動作の 専用インターフェイス・バスを備えています。このため、パケットに付加されたヘッダ内のアドレスに基づいて、 CPUの介在なくそれぞれのパケットをATM-LAN上の特定の回線に割り当てることができるため、 フルラインレートでの転送が可能です。

  2. ATMフォーラムの最新規格であるUNI4.0に準拠しており、 回線の混み具合に応じて伝送速度を可変できるため伝送データを効率よく円滑に処理することが可能なABR機能を備えています。

  3. ATMセルの上位プロトコルであるAAL3/4、 AAL5の分解組立ならびにOAM(ネットワーク管理用)セルの送受信をサポートします。

  4. ABR機能に加え、音声データや映像データなどリアルタイム性が要求されるデータを最優先で伝送するCBR機能、 コンピュータ間のファイル転送などのバースト転送用のVBR機能、 電子メールなどリアルタイム性があまり要求されないデータ用のUBR機能の4種類の速度制御方式を有しています。

  5. ATMフォーラムの標準規格であるレイトベース(ATMセルの伝送速度を制御してネットワークの効率を向上させる方法) および2種類のクレジットベース(ATMセルの伝送データ量を制御してネットワークの効率を向上させる方法)の 両規格をサポートしています。

  6. ATM回線の他にSMDSやパケットリレーインターフェイスでの使用も可能です。

  7. 物理層制御LSIとのインターフェイスとしてUTOPIAインターフェイス・バス、 そのほかに米国・モトローラ社の68000系の16ビットCPUバスを有しています。

  8. 外部に最大8メガバイトのSRAMを搭載することで、仮想回線を4,095まで設定できパケットデータの格納にも用いられます。

  9. 0.4ミクロンのCMOS微細加工技術を用いています。

  10. 毎秒約155メガビットのATM-LAN用SAR-LSIです。


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