低消費電力型JavaChipでの技術協力について

1997年4月3日

 当社は、米国サン・マイクロシステムズ社 (本社:米カリフォルニア州マウンテンビュー/社長兼最高経営責任者:スコット・マクネリー) が開発する低消費電力型のJavaチップの仕様開発に協力していくことに合意しました。 サン社が開発する低消費電力型JavaChipは、携帯型NC(Network Computer)端末向として、 サン社から供給されます。
 当社は、昨年9月に情報通信・制御システム事業本部内にネットワークコンピューティング推進室 (推進室長:奥山一幸)を設置し、パソコンとNC端末からなるネットワークコンピューティングシステムの事業化を推進し、 ネットワークコンピュータ、Java関連製品をはじめとしたハードウエア、ソフトウエアの開発、商品化に取り組んでおり、 今回の技術協力では、携帯型NC端末に求められる要求仕様の提示、 パワーマネジメント技術の提供などにより低消費電力型JavaChipの開発に技術協力していきます。 今後当社は、携帯型のNC端末の商品化にも取り組んでいく予定です。

 JavaChipは、Javaプログラムを高速に実行するためのマイクロプロセッサです。 JavaChipは「picoJava」「microJava」「UltraJava」の3種類から構成され、 「picoJava」はCPUのコアとなる部分、「microJava」は 「picoJava」を含みDRAMコントローラなどを加えたマイクロプロッセッサです。 「UltraJava」は、「microJava」の高機能タイプとなります。
 今回共同で開発するのは、低消費電力型の「microJava」です。 低電力消費型のJavaChipの第一世代品は、サン社から98年中頃に商品化される予定です。

 なお、本発表は、米国時間の4月2日13時(日本時間4月3日6 時)から、 米国サンフランシスコで開かれている「JavaOne conference」 (主催サン社:ジャバ関連製品の展示会)の会場で発表したもので、 当社から奥山一幸・ネットワークコンピューティング推進室長が出席しました。

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