商品化の背景と狙い

 現在、流量計は、液体の流量を監視する装置として利用されていますが、 測定する対象は工業用水やパルプ、各種薬品、固形物を含む液体などさまざまで、また、 流量も微量のものから大量のものまで幅広い範囲になります。

 流量計の中でも電磁流量計は、電磁誘導の法則を利用した方式であり、 管外に流れる電流によって管内に生じる磁界から発生する起電力と流速の比例関係に基づき、 流量を測定しているため、管内に測定用の突起物を設ける必要がありません。 この方式では圧力損失がなく、また、測定液体の圧力や密度、粘度、 温度などに影響を受けないため、幅広い液体に対して正確な流量の測定を行うことができますが、 これまで他の流量計に比べて高価格であるという欠点がありました。

 当社は、このようなニーズに対応して、低価格化を実現した電磁流量計を商品化するものです。

 今後、変換器と検出器を分けた分離形や食品などの流体用のサニタリ形などを順次発売していきます。 さらに、150ミリ以上の口径のラインアップも進めていきます。


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