開発の背景と狙い

 近年、電力業界における環境の変化にともない、発電事業における経営効率化が求められています。 この中で、火力発電所においては、発電設備のより一層の合理化、設備データの有効活用による合理的な保守、 運用・保守管理などの業務のさらなる効率化が重要な課題になっています。 火力発電所の情報制御システムに関しては、オープン化・ダウンサイジング化対応によるコストパフォーマンスの向上や各機器のコンパクト化に加えて、 信頼性や拡張性はもとより、ユーザビリティの向上へのニーズが高まっています。

 当社は、このようなニーズに対応するため、 従来、専用のプロセス用コンピュータによる集中形のシステムで行っていた監視制御などを、 オープンな産業用コンピュータで分散処理できるとともに、業界標準のFDDIでネットワークを構築できるなど、 ダウンサイジング化やオープン化に対応することにより、 柔軟でコストパフォーマンスにすぐれたシステムを構築できる本システムを開発したものです。


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