製品化の背景と狙い

 97冷凍年度のパッケージエアコン市場は堅調な店舗・オフィスなどのリニューアル需要に支えられ、 前年比103%増の約85万台が見込まれています。
 石油冷媒加熱式パッケージエアコンは、冷房時には通常のエアコンとして使用し、 暖房時には石油を燃焼させて冷媒を加熱し、 室内ユニットに循環させることで外気温度に左右されず安定した暖房能力を発揮できるエアコンで、 寒冷地区を中心とした店舗・オフィス向けに適しています。

 近年の店舗市場は、ディスカウントストアーやホームセンターといった郊外型の大型店舗(1フロアあたり3,000m2クラス)が伸びており、 特に北海道から東北地方北部にかけては著しい伸長を示しています。 大型店舗では、複数台の空調機の設置が必要となるため、機器コストの低減、工事費の削減、 室外ユニット設置場所の省スペース化が求められており、当社はこのようなニーズに対応し、従来、 5馬力相当のシングル2台分であったものを1システムで対応できる、業界初のツインシステムを商品化します。


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