開発の背景と狙い

 マルチメディア化が進展する中、携帯情報機器や通信機器などは特に需要が拡大しており、今後も大幅な伸長が見込まれています。 これらの機器においては、軽量化や長時間使用が重要な条件となるため、 メモリ容量や消費電力の抑制が強く求められています。

 このようなニーズに対応するため、当社は、従来の32ビットマイクロプロセッサコア「TX39(R3900)」にMIPS16アーキテクチャを追加することによって、 コード効率を約40%向上(当社従来比)させるとともに、低消費電力化も可能にする「TX19」を開発しました。

 今回の「TX19」の開発によって、当社は、32ビットおよび64ビットRISCプロセッサの分野で、 携帯情報機器やセットトップボックス、HDDなどの民生品向けからハイエンドパソコンやワークステーションなどの高性能用途までのすべてのコアをMIPSアーキテクチャによって統一することとなり、 シームレスなコアのラインアップを完成しました。


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