新製品の主な特長

  1. 蓄熱システムの採用
     蓄熱性に優れたエチレングリコール水溶液を蓄熱材とした蓄熱槽を室外機に搭載し、 運転停止時にヒーターで約90℃まで加熱しておき、 暖房運転スタート時には従来のヒートポンプエアコンと同じ外気からの吸熱とあらかじめ蓄熱槽に蓄えられた熱を同時に吸熱することで、 最大約8.0kWの暖房能力を発揮し、立ち上がり時間を当社従来機種の約半分の約14分に短縮しました。
     また除霜運転時には、暖房運転中に蓄熱槽に蓄えられた熱を利用し、室外熱交換器の除霜を行なうと同時に、 室内熱交換器にも熱を送り込み約1.0kWの暖房を行うことができるので、 除霜中もほとんど室温低下のない連続暖房を実現しました。

  2. ハイブリッドインバーターの採用
     電圧波形に合せて電流波形のずれを補正し電力のロスを改善するとともに、 電流波形を滑らかにすることで効率も改善した当社独自開発のハイブリッドインバーターの採用により、 低外気温時(2℃)にも業界最高の4.8kWの暖房能力を発揮することができ、 外気温が低下しても十分な暖かさを得られ、10畳タイプの石油ファンヒーター(3.84kW)を上回る暖房能力を実現しました。
     また、ハイブリッドインバーターの採用と室外送風効率の改善により、当社従来機種よりさらに省エネを実現しました。

    電気代比較

    *電気代は(社)日本冷凍空調工業会条件による計算値

  3. 上下2方向吹き出しローウォールタイプの室内機を採用
     室内機は熱交換器とファンをそれぞれ2つ搭載した当社独自の上下2方向吹き出しのローウォールタイプで、 電子膨張弁で冷媒の流量を制御し、2つのファンを独立制御することで、 様々な気流制御が可能になり快適性を大幅に向上しました。
    (1)通常暖房・・・ 上下2方向より温風を吹き出します。約6(下側)対4(上側)の割合で吹き出し足元優先の暖房を行いながら、お部屋全体を暖めます。
    (2)快足暖房・・・ 下側からのみ吹き出します。約50℃の温風を吹き出し足元をすばやく暖めたい時に使用します。
    (3)通常冷房・・・ 運転スタート時、上下2方向より冷風を吹き出し、すばやくお部屋を快適な室温にします。
    室温が設定温度に達すると上側からのみ冷風が吹き出し、風を直接当てない健康的な冷房ができます。
    (4)涼風モード・・・ 上側からは冷房、下側からは送風を行い冷房運転と扇風機を併用した運転が1台で可能となります。お部屋の温度ムラを解消し通常冷房より約5~10%の省エネ運転が可能です。

  4. 健康ドライの採用
     吹き出した風をすぐに吸い込むショートサーキット気流と、 温度を約5℃まで冷やすサブクール熱交換器により強力に除湿し、 風を当てずに室温も下げない健康ドライを可能にしました。 快適な湿度(58%)を維持し、 しかも寒い時期(室温10℃、室外温度1℃以上)も使用でき、温度調節(+-℃)も可能です。


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。