知的分散制御ネットワークシステム「NetBEE」の発売について

1997年9月18日

LONWORKS(R)を採用し、大がかりな配線工事が不要

 当社は、自律分散制御機能を持った入出力ユニットを分散配置し、 ネットワークを経由した情報交換が可能なシステムとして、生産現場での操業情報収集、 プラントの運転監視制御やビル・オフィスの省力・自動化・セキュリティ管理などを行うことができる総合管理システム「NetBEE」(ネット・ビー)を商品化し、本日から販売を開始します。

 新システムは、知的自律分散制御ネットワークシステムLONWORKS(R)を基盤としたシステムで、 これに当社の計測制御・情報システム技術を搭載し、システムの省配線化、生産現場の自動化などを実現し、 生産や管理情報の収集などを行います。
 今回発売する各入出力ユニットには、専用LSI(ニューロンチップ(R))が搭載されており、 このLSIがコアとなって、生産現場などとの入出力信号処理、制御処理、 ネットワークとの通信処理を行います。従来の制御システムでは、 中央計器室などに制御システムを集中設置する必要があり、 このための配線工事量や増設・変更などの作業量は膨大なものでした。 「NetBEE」は、各入出力ユニットを集中設置する必要がなく、 現場のセンサなどの近くにユニットを設置し、各ユニット間をツイストペア線で結び、 互いの情報交換によりネットワーク全体としてシステムの機能を実現します。 このため、配線工事量や増設・改造時などの作業量を最小限にすることができます。

* LONWORKS(R)
米国エシェロン社の登録商標で、 I/O機能、制御機能、ネットワーク機能を搭載したマイクロプロセッサを分散配置し、 制御機能、情報収集を実現する知的分散制御ネットワークシステム。 主にビルオートメーション、インダストリアルオートメーション、 ホームオートメーションの分野での採用が進んでいる。


新システムの概要
開発の背景と狙い
新商品の主な特長
新製品の適用分野
お問い合わせ先


  • LONWORKS(R)、ニューロンチップ(R)は、米国Echelon社の登録商標です。


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