病院内・病院間(遠隔医療)ネットワークシステム事業の強化について

1997年9月30日

株式会社 東芝
東芝メディカル株式会社

 株式会社東芝は、病院内・病院間(遠隔医療)のネットワークシステム事業を強化するため、 医用機器・医用画像システム事業を担当する医用機器事業部と病院事務に関わる情報システムを担当する情報通信・制御システム事業本部内の医用情報システム担当/医用パッケージ担当を、 10月1日付で統合して事業体制を再編し、「医用機器事業部」を「医用機器・システム事業部」と改称します。

 また、同日付で医用機器・医用画像システムの設計開発を担当する東芝メディカルエンジニアリング株式会社(東芝100%出資) と健診システム・臨床検査システムの設計開発を担当する東芝医用システム株式会社(東芝メディカル株式会社100%出資)を合併し、 新たに「東芝医用システムエンジニアリング株式会社」(社長:山岸義雄・資本金230百万円(東芝:65%出資/東芝メディカル35%))を発足させ、 東芝医用グループ全体として、病院内・病院間のネットワークシステム事業推進体制を強化していきます。

 これらにより、東芝グループとして2000年には、国内の医用ネットワークシステム関連事業として、 約200億円の売上げを見込んでいます。
 東芝グループは、画像診断診断装置から病院内の情報システムまで病院内・間ネットワークを単独で構築できる国内唯一の企業として、 単独事業部に関連事業を集約することにより、総合電機のメリットを最大限に活用し、 医療機関のネットワーク化の推進をサポートしていきます。

 現在、医用機器事業部はCT、 MRIなどの画像診断装置や放射線部門の業務支援システムや複数の診断装置をネットワーク化してモニター上で読影・画像保管する医用画像管理システムを中心に事業を展開しています。 一方、情報通信・制御システム事業本部内はオーダリング・システムや病院会計システムなどの病院の運営に関わる情報システムを担当しています。
 今回、医用機器事業部と病院情報システム担当部門とを統合することにより、 画像診断装置から画像管理システム、 病院情報システムまでを総合的にシステム化・ネットワーク化し、実運用性の高い病院システムを提供していくとともに、 到来する高齢化社会を踏まえ遠隔医療システムを確立するための病院間のネットワークシステム事業の構築にも積極的に取り組みます。
 また、新たに発足する「東芝医用システムエンジニアリング株式会社」は、 健診システムや臨床検査システム、画像診断装置の開発などを行い、 画像診断装置からシステムまで対応できるエンジニアリング会社として、 これまで分散していた人的資源を有効に活用することによって、 より効率的な開発体制を整え、東芝の医療機関向けシステム構築をサポートとしていきます。


背景とねらい
東芝医用システムエンジニアリング株式会社の概要
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