新製品の主な特長

  1. 高性能
     最短1.1秒の高速スキャンを実現しており、 高速でヘリカルスキャンを利用した撮影が可能です。 また、大容量2MHU(メガヒートユニット)管球の標準搭載により最大45秒の連続ヘリカルスキャン時間を実現するなど、 広範囲の撮影をカバーできます。

  2. 設置面積約18m2
     X線発生器を本体に内蔵することによって本体をコンパクト化するとともに、 ワークステーションタイプの操作卓を採用することにより、 わずか約18m2のスペースに本体を設置することが可能で、 集団検診車などへの設置も可能です。

  3. 高画質
     高効率検出器により、最高12 lp(ラインペア)/cmの空間分解能*2を達成しており、 きめの細かい画像が得られ、 末梢血管等も容易に検出することができます。 また、密度分解能*3は2mm(0.5%)で血腫や早期癌などについても診断が容易になります。 さらに、骨を透過する際のX線の変質による測定値のずれや臓器の自律運動の影響を画像処理時に自動的に補正するソフトを採用し、 脳や内臓の検査画像をより鮮明なものにしています(ビームハードニング補正/体動補正)。 これらのソフトウェアの技術と高速・高出力のハードウェアにより,肝臓の造影検査、脊椎・頭蓋底部、 救急外傷患者の撮影も高画質で提供できます。

  4. 簡単操作
     ワークステーションタイプの操作卓を採用し、 マウスを使ってアイコンをクリックし、 プルダウンメニューからアイテムを選ぶだけで操作ができるなど、 簡単に操作することが可能です。 また、検査部位に合わせて72種まで事前にプログラムできるエキスパートプランを採用しており、 事前に検査に必要な撮影手順を選択することにより、 最小限の操作で撮影が行えます。

  5. 人間工学を重視したデザイン
     本体の開口径65cm、寝台上部の幅47cm、最低寝台高30cmと、 世界トップクラスの仕様を実現しており、患者への圧迫を低減した快適な撮影環境を提供しています。

  6. 高い信頼性
     部品点数を大幅に減らすなど、 低価格化を実現するとともに、より高い信頼性を実現しています。 また、最先端のリモートメンテナンスシステムもサポート可能な設計を図っており、 万一の故障の際にも瞬時に診断し、サービスサポートを行えます。(現在システム構築中)

  7. 大容量ディスクの搭載
     ヘリカルスキャン方式による検査効率の向上に対応するなど、 ディスクの大容量化を図り、画像1400枚、生データ200枚相当分の保存が可能です。

*2・・・空間分解能
組織の密度によって異なるX線吸収度の差の比較的大きな物質がどの位小さいものまで検出できるかを示す尺度。
*3・・・密度分解能
組織の密度によって異なるX線吸収度をどの程度の差まで検出できるかを示す尺度。


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