開発の背景と狙い

 現在、ネットワークの進歩やパソコンの普及によりPCサーバを中心とするクライアント/サーバシステムが増加しており、 その適用分野は、従来のファイルサーバ、プリンタサーバから、 最近では基幹業務にまで広がりつつあり、 PCサーバに対する高信頼性、高拡張性への要求はますます強くなってきています。
 また、一方では、 PCシステムの導入から運用にかかる総コスト(TCO=Total Cost of Ownership)の削減が重要な課題になっており、 PCサーバの運用管理コストの削減に対するニーズも高くなりつつあります。
 当社は、このような市場のニーズに対応し、 今回従来の「グローバル・ネットワーク・サーバ GSシリーズ」の高信頼性、 高拡張性、高運用性をさらに強化しラインアップの一新を図りました。
 当社は従来よりGSシリーズにおいて「RAID機能」、 「冗長電源」を搭載するなど高信頼性、頑健性の実現を図ってきました。 今回新たに開発したWindows NT(R) 用リカバリシステム 「スーパー・フォルト・レジリアント(Super Fault Resilient(SFR))」機能、 「分散ノード連携(DNC)」技術はいずれも電力システム・ 産業用システムなどの信頼性が要求される大規模システム構築で培った当社の技術・ノウハウをもとに開発したものです。
 また、新シリーズでは、高運用性を実現する運用管理ツール群を装備しており、 ユーザのシステム導入・運用管理にかかるコスト削減を可能としています。
 当社は今後とも、PCシステム事業をコンピュータ事業の中核に据え、 高信頼性、高拡張性、高運用性を特長とした商品の開発に注力するとともに、 一層の拡販を推進していきます。


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