新体系の概要

 「I-NCing」は、企業情報システムを「ウェブトップコンピューティング」へスムーズに発展させるために体系化された当社のフレームワークです。 企業情報の共有化とモビリティを活用した情報鮮度の向上によるビジネスサイクルの短縮と、 システム導入運用管理コスト(TCO:Total Cost of Ownership)の削減、 という市場ニーズに応えるものです。主な特長としては、 (1)既存情報資産の活用、 (2)何時でもどこでも安全に企業情報システムへのアクセスを可能とするモバイル機能、 (3)多種・多彩なクライアント機器のサポート、 (4)Javaの活用、 (5)各種インターネット標準を積極的に採用したオープンなシステム、があります。

 「I-NCing」は、クライアント機器とバックエンドにある企業情報を処理・管理するサーバ機器との中間に位置し、 ネットワークのインテリジェント化を強く意識した仕組みを採用しています。 「I-NCing」を追加するだけで、 膨大なサーバ資産をそのまま活用して「ウェブトップコンピューティング」に発展させることが出来るため、 柔軟なシステム拡張が可能です。
「I-NCing」は、下図に示す様に、6つの機能カテゴリで構成されます。

(1) NCサービス
ネットワークコンピュータをクライアントとして利用するための管理機能群です。 集中管理によるTCOの削減を実現します。 今回発表した「NC管理ソフトウエア」はこのカテゴリに属する新製品です。

(2) ネットワークサービス
安全かつ統合的にネットワークを構築し、運用管理するための機能群です。

(3) アプリケーションゲートウェイ
Java機能を持つブラウザから既存システムへのアクセスを可能とするためのゲートウェイ機能群です。 今回機能強化した「Java応用イントラネットミドルウエア」はこのカテゴリの製品です。

(4) モバイルサービス
モバイル環境における企業情報システムアクセスを実現するための機能群で、 各種携帯機器をサポートします。今回発表した「モバイルコネクト」はこのカテゴリの新製品です。

(5) コラボレーションツール
情報共有を容易にしグループ作業を支援する機能群です。

(6) Java開発ツール
Javaプログラムの開発支援ツール群です。

 「I-NCing」の各カテゴリに含まれる製品には、 既に当社が販売している、ネットワーク関連製品、インターネット/イントラネット製品、 情報共有ツール、Java応用イントラネットミドルウエアなどの関連製品が、 「ウェブトップコンピューティング」の視点で分類・整理されて組み入れられています。 また、「ウェブトップコンピューティング」は今までのコンピュータシステムに比べて最もオープンなシステムであると考え、 広く世の中の標準製品を活用し、当社の特長を生かした自社ソフトウエア製品と組み合わせて、 「ウェブトップコンピューティング」実現のための最適な商品群を今後も強化・提供していきます。


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