商品化の背景と狙い

 オゾン層保護を目的としたモントリオール議定書に従い、 特定フロン(CFC)は1995年末に全廃となりました。 特定フロン(CFC)にくらべてオゾン層破壊係数の小さな指定フロン(HCFC)についても2020年までに全廃することが決定されており、 空調機器で幅広く使用されている指定フロンR-22(HCFC)に代わる冷媒の技術開発と実用化が空調業界の急務となっています。
 このような中、当社はよりよい地球環境の実現を経営理念とする企業として、 オゾン層保護の観点から代替冷媒対応の技術開発に積極的に取り組んできました。 エアコンの新冷媒については、社団法人日本冷凍空調工業会の新冷媒評価プログラムに参画し、 各種新冷媒の評価や推進を重ねてきました。 その結果、家庭用ルームエアコンの代替冷媒として、 (1)オゾン層破壊係数がゼロ (2)不燃性で毒性がなく安全であること (3)エアコンとして用いたときに効率が良いことなどの条件から、 新冷媒HFC(R-410A)を採用し、今回商品化するものです。
 なお、当社ではオゾン層保護の観点から、ルームエアコンについては順次、 新冷媒対応機種に切り替えていく予定です。


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