新製品の主な特長

  1. オゾン層を破壊しない新冷媒R-410Aの採用
     冷媒には、従来の指定フロンR-22に替え、オゾン層を破壊しない新冷媒R-410Aを採用しました。


    *R-410Aの特性
    (1) オゾン層を破壊しないHFC冷媒であるR-32とR-125を組成比50/50%で混合した冷媒。
    (2) 圧力はR-22に比べ約1.6倍。
    (3) 運転時の性能はR-22と同等か若干上回る可能性がある。

  2. 業界で最も安い電気代(RAS-405BD)
     新製品「RAS-405BD」は、当社従来機種「RAS-406SD」に比べ年間電気代を約6000円(12%)低減し、 4.0kWクラスのルームエアコンとしては業界で最も安い年間電気代43,900円を実現しています。
     また、新製品「RAS-405BD」は、当社従来機種「RAS-406SD」に比べ、 定格冷房COP(エネルギー消費効率)を5%向上し2.96とするとともに、 定格暖房COPを16%向上し3.53としました。 さらに、外気温2℃時の定格暖房COPも21%向上しています。

  3. 4.0kWで業界初の100V電源機種(RAS-405BD)
     運転効率を高めることにより、100V電源タイプのエアコンでありながら200V電源タイプのエアコンと同等の定格冷房能力(4.0kW)、 定格暖房能力(6.0kW)、外気2℃時の低温暖房能力(5.4kW)を実現しました。 これにより最近市場規模が拡大している4.0kW以上クラスのニーズに幅広く対応できます。

  4. 据付性の改善(RAS-405BD)
     圧力損失の小さいR-410Aの性質を生かすことにより、 4.0kWクラスのルームエアコンとしては業界で初めて、 ガス管(太管)の直径を冷房能力2.0~3.2kWクラスと同じ9.52mm(従来:12.7mm)にすることができました。 これにより部材費の低減を図るとともに、100V電源の採用とあわせて据付け作業性を向上させています。

     

  5. 「ハイブリッドインバータ」の採用(RAS-405BD)
     力率(電源利用率)を高め、しかも従来のインバータよりも効率を高めた東芝独自の「ハイブリッドインバータ」を採用しました。 「ハイブリッドインバータ」は「PAM*2」と「PWM*3」の両方式の制御により、 電流波形の歪みを改善し、最大力率99%を実現しています。 これにより外気温2℃での低温暖房能力5.4kW(業界トップクラス)を発揮します。

    *2: パルス振幅波形変調(Pulse Amplitude Modulation)
    *3: パルス幅波形変調(Pulse Width Modulation)

  6. 室内機のコンパクト化(RAS-506BD)
     高性能熱交換器の採用などにより、 室内機のサイズを4.0kWと同じ横幅79cm(従来機種:105cm)のコンパクトサイズを実現しました。 これにより据付場所の選定が容易になりました。


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