開発の背景と狙い

 パソコンの高機能化が急速に進み、 パソコンで扱うデータ量は近年飛躍的に高まっています。 これに伴い、ノートパソコンに内蔵された磁気ディスク装置にも更なる大容量化が求められています。
 磁気ディスク装置の大容量化の技術としては、 記憶媒体の磁気変化をヘッド側の抵抗変化で読みとるMRヘッドが現在主流となっていますが、 さらなる大容量化を図るため、MRヘッドの一種で、 感度の高い多層構造を採用することにより読み取り情報量をMRヘッドの3から5倍程度に高めることが可能なGMRヘッド技術が開発され、 実用化に向けて技術開発が進められています。
 このようななか、当社はGMRヘッド技術の開発を進めており、 今回実用化に目途がついたため、世界で初めてGMRヘッドを採用し、 ノートパソコンに最適な2.5型磁気ディスク装置である8.45mmの超薄型タイプとしては業界最大クラスの3.2ギガバイトを実現した新製品を商品化するものです。


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