今回の実験の概要

 今回の実験では、電子マネー「ビザ・キャッシュ」のリアル/バーチャル相互適用性を図るとともに、 インターネット上で従来不可能であった電子新聞などの デジタル・コンテンツでの小口決済の実用性の実験をSCJ関連企業の従業員約200人をモニターとして実施します。 これにより、リアル/バーチャル両方のモールで電子マネー/クレジットを使用することが世界で初めて可能となり、 実験参加者はニーズに合わせた様々な決済手段を使い分けることができるようになります。
 現在、電子マネー「ビザ・キャッシュ」を使用した実証実験は世界各地で実施されており、 店舗での現金取引きの煩わしさを解消する手段として支持されています。 一方、インターネット上での情報サービスなどでも小口決済ニーズが高まってきており、 ビザ・インターナショナルではこれに対応した実用的な決済手段の開発を進めてきました。
 実験で使用するICカードは住友クレジットサービス、ミリオンカード・サービス、 日本信販の3社から発行されます。実験に使用するコンテンツは毎日新聞社が提供する全文型電子新聞「毎日デイリークリック」、 およびインターネット関連の情報サービス「毎日デイリーメール インターネット」の2種類です。 検索毎に料金を支払う個別課金と、指定した時間内で自由にコンテンツ全体を閲覧できる時間定額課金の両方式を採用した「コンテンツ・デリバリー・システム」を東芝が開発し、 電子出版、電子新聞分野への電子マネー「ビザ・キャッシュ」の適用性を検証します。
 なお、「ビザ・キャッシュ」のインターネット実験としては、 今年夏のバンク・オブ・アメリカでの実験に続いて日本で初めてのものとなります。


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