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スマート・コマース・ジャパンについて

スマート・コマース・ジャパン(SCJ)は、 日本市場における新しい時代に即した電子商取引技術の育成を目的に、 1996年2月に設立され、現在32社が参加しているコンソーシアムです。
近年、コンピュータ技術の革新や、インターネットをはじめとする通信ネットワークの普及にはめざましいものがあります。 このため、世界各国でインターネットを利用した電子商取引(エレクトロニック・コマース)の実験や電子マネー実験が進められています。 これらの取り組みでは特に、消費者が安心して簡単に使えるような決済機能が求められています。
SCJでは、通産省の電子商取引推進事業の一環として、リアル・モール(実店舗)とバーチャル・モール(ネットワーク上の仮想店舗) の双方でEMV仕様のICカードを実験に使用し、これらの課題に対応するとともに、 今回の実証実験を通じて最先端技術を駆使した近未来のペイメント・サービスを提案します。 また、世界各地で実施が予定されている同様の実験と相互に連絡を取り合い、 SETを始めとする国際標準となりうるサービスの開発を目指しています。

SCJ実験の概要

業界標準のEMV仕様ICカードによる多目的電子決済の実証実験
ビザ・インターナショナルとマスターカード・インターナショナル、 ユーロペイ3社が国際標準として設定したEMV仕様のICカードを用いて、 リアルモール/バーチャルモールの両方のショッピングシーンで安全な多目的決済を可能にします。

ネットワーク上のクレジット決済統一プロトコル「SET」の日本市場適用実験
通信内容の暗号化により、バーチャル・モールでのショッピングを安全にクレジット決済できる仕組みを実現するため、 ビザとマスターが共同で制定した統一プロトコルである「SET」を使用し、 日本独自の支払い習慣に合わせた実験を日本で初めて実施します。 さらに、「SET」をICカードでも利用できるようにしたCCEC(チップ・カード・エレクトロニック・コマース)を、 世界に先駆けて採用しています。

電子マネー「ビザ・キャッシュ」のリアル/バーチャル相互適用性の実証実験
現在行われている小口決済では、小銭に対する煩わしさがありましたが、 今回ICカードに電子マネー「ビザ・キャッシュ」を採用することで、 つり銭などのやりとりが不要になりました。 また、残高照会機「パーソナル・リーダ」を携帯することで、 現金と同じように電子マネーを管理することが可能になりました。 さらに、インターネット上では、従来不可能であったデジタル・コンテンツなど、 対価小口決済の実用性の実験を関連企業の従業員をモニターに実施、 インフォメーション・プロバイダーの将来を探ります。

リアル・モール実験

本年10月より、神戸市内の三宮及びハーバーランド地区で、 リアル・モール実験が開始されています。 この実験では、(1)IC型クレジットカード(2)電子マネー「ビザ・キャッシュ」の2つの機能を兼ね備えたEMV仕様のICカードを、 現地での買い物が可能なカード会員を対象に、25,000枚発行します。 カードの発行会社は、ダイエーOMC、日本信販、ビザ・ジャパングループ、 ミリオンカードサービス(五十音順)で、いずれも「VISA」のマークの付いたカードとなります。
また、ポケットサイズのパーソナルリーダ(残高照会機)を配布、電子マネー「ビザ・キャッシュ」の使用履歴、 残高照会が手元で簡単に表示されるようになっています。

参加店舗には、IC型クレジットカードと電子マネー「ビザ・キャッシュ」双方に対応する加盟店専用端末をダイエー三宮駅前店、ハーバーランド店を含め、 同地域に約1,000台設置します。
この端末は、ICカードだけでなく、現在国内で流通している磁気テープ型クレジットカードを読み取ることが可能です。 また、ICのリーダー部分は、世界的に広く受け入れられているICカードの国際標準仕様である、 EMV仕様に準拠しているため、今後海外で発行されるICカードも受け入れが可能となる予定です。
さらに、リアル・モール実験用のICカードは、街頭端末(インターネットキオスク)でもクレジット決済が可能となります。
また、ショッピングモール内などには、電子マネー「ビザ・キャッシュ」に貨幣価値を再補充するリロード端末約30台も設置されます。
ICカードの仕様はビザ・インターナショナル、システム・端末類は東芝、株式会社テックが提供します。

実験の規模と使用機器

SCJ実験の規模と使用する機器は以下の通りです。

EMV仕様のICカード30,000枚をモニターに発行
ビザカード所有者でリアル・モールまたはインターネットを利用できる消費者モニター30,000名に、 (1)IC型クレジットカード(2)電子マネー「ビザ・キャッシュ」の2つのいずれか、 または両方の機能を備えたICカードを発行します。
EMV仕様のICカードにこの2つの機能を搭載し、発行するのは世界で初めてです。

パーソナル・リーダをモニターに配布
ポケットサイズのパーソナル・リーダ(残高照会機)を電子マネー「ビザ・キャッシュ」利用の各モニターに配布し、 電子マネー「ビザ・キャッシュ」の使用履歴、残高照会が手元で表示できるようになります。

リロード端末
ネットワークを使って電子マネー「ビザ・キャッシュ」をICチップに再補充するための端末で、 電子マネーのキャッシュ・ディスペンサーです。 利用者の利用しやすい場所に約30台を設置します。

加盟店端末
従来の磁気ストライプ型クレジットカードを処理する端末にICカードの処理機能を付加する形で開発されており、 IC型クレジットカードと電子マネー「ビザ・キャッシュ」を処理することができます。 リアル・モールの店舗(カード加盟店)に置かれます。

街頭端末(インターネットキオスク)
インターネット上のバーチャル・モールにアクセスできる端末で、 駅やデパートなどに約30台を設置します。

バーチャルモール実験

インターネット上のショッピング・モールには、 阪急百貨店をはじめとする阪急東宝グループの各企業を中心に多数の加盟店が参加し、 阪急東宝クレジットサービスが、ショッピング・モール用のクレジット・カード(SCJペルソナVISAカード)5,000枚を発行し、 うち1,000名のモニターには、パソコンと接続して、ICカードを使ったインターネット・ショッピングを家庭から可能にする「ICカード・リーダライタ」を配布しています。 さらに、大阪・神戸市内に街頭端末(インターネットキオスク)を30台設置し、SCJのモニター会員は、 家庭からも街角からも、気軽にインターネットショッピングを楽しめます。
電子決済、ペイメント・ゲートウェイ及びICカードの仕様はビザ・インターナショナルが提供し、 実験システムの構築は東芝が担当、ショッピング・モール「Click & Shop」は阪急電鉄が運営します。 東芝は、オンライン上でのモール・システムをネットスケープ・コミュニケーションズ、 SETおよびICカード対応の決済用システムをサイバーキャッシュと、それぞれ共同開発しています。
EMV仕様ICカードと「SET1.0」を組み合わせた、世界初のバーチャルモール実験となります。

なお、SCJの実験に関しては、ホームページ(http://www.scj.or.jp)をご覧ください。


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