パソコン一体型で操作が容易なDVDオーサリングシステムの来春発売について 1997年11月11日
当社は、DVD-VideoおよびDVD-ROMソフト制作システムとして、 ワンタッチ操作やアイコン操作などの容易な操作に加え、 エンコーディングからライティングまでDVDソフト制作環境を1台のパソコン上に実装し、 システム全体の低価格化を実現したパソコン一体型のDVDオーサリングシステム*を来年4月から発売します。
また、本システムを導入した「DVDソフト制作トレーニングルーム」を98年1月に開設し、 DVDオーサリング技術の幅広い普及をおこないます。 当社は業界のリーダーとして従来よりDVDオーサリングシステムの開発・供給を主に映画産業向けにおこなってきました。 今回、本システムをビデオプロダクション向けに販売し業務用ビデオのDVD化を促進すると同時にDVDソフト制作者の育成を図ることによりDVD市場の拡大を図るものです。 現在市場で提供されているDVDオーサリングシステムの多くは、 システム全体が複雑かつ高価になってしまう、 工程ごとに異なった環境で制作されているために、作業の習熟が困難である上、 個々の工程のインターフェースを調節する必要があるなどの問題点がありました。 このシステムは、オーサリングソフトウエアとして (1)映像・音楽情報を効率よく圧縮処理するエンコーダ (2)情報を編集するエディタ (3)エディタで生成したデータを検証するエミュレータ (4)映像・音楽・文字情報からDVDの方式に適したデータを生成するフォーマッタ (5)DVDディスクにデータを書き込むライタを備えており、 DVDソフト制作の全工程を1台のWindows NT対応パソコン上に実現しています。 本システムは、11月12日から14日まで幕張メッセで開催される「国際放送機器展」に出展されます。 なお、当社はDVDオーサリング技術の幅広い普及によりDVDソフト制作事業への新規参入の促進を図るため、 本システムを複数セット備えた「DVDソフト制作トレーニングルーム」を98年1月に臨海副都心のテレコムセンター内のマルチメディア事業推進室に開設します。 従来のDVDオーサリングシステムは高価であったために、 多くの方々に使用していただくことが困難でした。 当社は今回のシステムの開発を契機に、 当社の専門トレーナーによるDVDソフト制作のための研修やDVDソフトの自主制作のための利用など一般に幅広く開放することのできるトレーニングルームを開設し、 ビデオプロダクション関係者など多数の参加により、DVD-Videoソフト及びDVD-ROMソフトの一層の普及を図るものです。 システムの概要
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