新製品の主な特長

  1. 操作性の向上等
    1) 操作盤にスティック型のハンドルを新たに採用したことにより、 X線で治療部分をとらえるための患者の位置決めやCアームの回転などを、 ハンドルの片手操作だけで的確に行うことができます。
    2) 画像処理装置とX線制御装置の操作盤を一体化させて操作の集中化、 占有面積の低減を実現しています。
    3) 心臓領域の検査には様々な撮影角度が要求されますが、 Cアームのスライド速度と回転速度を従来機種比*12倍の20度/秒とし、 位置決めのスピード向上を実現したことで検査時間の短縮を図ることができます。
    4) 床置きタイプでは初めて、三次元CADによるCアーム形状の最適設計を行いました。 アームの回転時に寝台と衝突しないかなど、 CAD上で機器設計を検証できるため、従来以上の深い角度設定を可能にしています。
    5) 寝台の機構部の見直しを行ったことにより、 従来比で約2/3の機動力で動かせるようになったため、 患者の位置決めがさらに容易になりました。

  2. システムの小型化
     Cアームの外径を約10cm小型化したのに加え、 X線発生装置の据付け床面積を従来比*11/2以下とするなど、 設置スペースをより削減できます。

  3. X線照射線量の低減
     Ta(タンタル)*3を素材とした当社独自の線質調整フィルターの採用で、 X線発生装置からの余分な放射線を取り除き患者のX線照射線量を低減しています。

  4. 高信頼性
     RAID技術による画像データ保存に関する高い信頼性能を引き続き採用したほか、 新たに、X線発生装置内の一部の回路を2系統化することで検査時のX線発生装置の信頼性を向上させました。

  5. 画像処理技術の向上
     世界に先駆けて搭載したCCDカメラの技術を更に向上させ、 モニター上のX線透視画像が見易くなる「拡大フレーミング」を新たに採用したほか、 透視ディジタル画像処理により、インターベンション時に重要なガイドワイヤやカテーテルの視認性を高めました。

  6. DICOM3.0に対応
     医用画像診断装置のネットワークに関する通信規格であるDICOM3.0に対応しています。


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