開発の背景とねらい

 98冷凍年度のパッケージエアコン市場は店舗を中心としたリニューアル需要に支えられて、 約80万台が見込まれています。
 しかしながら、住居一体型の小規模の店舗などでは天井裏が狭いことなどから、 天井カセット形を据付ける場合には、 天井面からはみだしインテリア性を損なうという問題がありました。 また、リニューアル需要においては省エネによる電気代の低減も求められています。 さらに、喫茶店や事務所ではタバコの煙を取り除き快適な空間にしたい、 飲食店などにおいては油煙による機器の劣化やメンテナンス費を軽減したいなど、 使用状況に合せたエアコンへのニーズが多様化しています。
 新製品はこうしたニーズに対応し、天井カセット形の室内機の薄形化を図るとともに、 電気代も低減しています。さらに、空気清浄機能を搭載したタイプや、 室内機への油煙の進入をカットするフィルターを搭載したタイプなど全4タイプをラインナップ化することで、 多様な店舗の使用状況にあわせた最適な空調が行えます。


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