新体系の特長

  1. 比較的大規模なシステム構築ではWindows NT(R)とUNIXなどの混在環境になることが多く、 新体系ではOSなどに左右されない中核機構としてCORBA分散オブジェクト技術を採用しました。 ネットワーク接続された複数サーバー上に分散配置されているオブジェクトをその物理的な配置を意識することなく連携させ、 あたかも一つのコンピュータに見せる真のネットワークコンピューティング(NCing)環境を実現します。また、クライアント環境としては、 ブラウザを標準としており、NCやPC、PDAなど多彩なクライアントをサポートすると同時に、 TCOを削減することができます。

  2. 新体系では、ソフトウェアの部品単位をサイズが小さい「オブジェクト」ではなく、 業務トランザクション処理などの一定の目的を持ったオブジェクトの集合体である「フレームワーク」 とする「アプリケーションフレームワーク技術」を採用しました。 これにより、アプリケーションの開発・組立てが簡便化されるとともに、 部品の再利用性を高め、効率的なシステム構築が図られます。 当社は、すでに「トランザクション処理用フレームワーク」を開発し、 今後順次、各種のフレームワークを開発していきます。

  3. 新体系は、インターネット上でのキー技術であるセキュリティ機能も向上させており、 CORBAで提供されるセキュリティ機能の一部に当社が先行している指照合などの個人識別技術、 だ円曲線暗号などの暗号化技術を用い、またキー紛失時に有効なキーリカバリ技術、 ミドルウエアソフト「NCG」(Network CryptoGate)などの当社独自のセキュリティ技術で強化します。 これにより、インターネット/イントラネットはもちろん、 エクストラネットにも十分耐えうるシステムの構築が可能です。

    NCG:インターネット上にVPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)を設けて情報を暗号化するとともに、 モバイル環境下でもデータの安全性を確保しながら、 移動元と同じアクセス環境を実現するミドルウエア

  • Windows NT(R)は米国マイクロソフトコーポレーションの米国及びその他の国における登録商標です。
  • UNIXはX/Openカンパニーリミテッドがライセンスしている米国ならびにその他の国における登録商標です。

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