新体系確立の背景と狙い

 システムのオープン化の流れの中、利用者の選択の幅は拡大しましたが、 企業の基幹システムでは、バラバラに開発されるミドルウェアの組み合わせ相性の検証などに時間を割かれ、 広がった選択の幅の恩恵を享受するに至っていません。
 当社は、検証済みのミドルウェアを組み合わせソリューションセットとして提供してきましたが、 企業の基幹業務システムの構築のためには、 さらにソリューションセット間の整合性も確立する必要があり、 システム確立への障害となっていました。
 このような中、プログラム間のインタフェースを共通にできるCORBAによる分散オブジェクト技術が注目されており、 日本でも、分散オブジェクト推進協議会が発足するなど、普及の兆しが見られます。 当社は、本技術を採用することでオープンなネットワークコンピューティングの実現を図るとともに、 再利用できる部品の単位としてオブジェクトよりも大きなフレームワークを採用することで、 適切な機能を持った部品を提供することができる体制整備を図っていく予定です。


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