分散オブジェクト技術とフレームワーク技術を採用した新ソリューション体系「C Solution(シーソリューション )」の確立について

1998年1月19日

ネットワークコンピューティング環境と効率的なシステム構築を実現

 当社は、エンタープライズレベルの次世代基幹業務や、 データウェアハウジングによるデータ活用に代表される情報系システムなど比較的大規模なシステムインテグレーション(SI)向けの基盤技術体系として「C Solution」を確立し、 本体系に基づくSIサービスを、4月から開始します。

 新体系の特長は、(1)CORBA分散オブジェクト技術の採用、 (2)一定の目的を持ったオブジェクトの集合体である「アプリケーションフレームワーク」の採用、 (3)セキュリティ機能の強化です。 これらにより、ネットワークコンピューティング環境が実現されるとともに、 効率的なステム構築の実現とエクストラネットへの対応を可能とします。

 当社は、98年度中に、新体系によるソリューションサービスを、 電子商取引などの新しいタイプ(フロントエンド型)の次世代基幹業務システム中心に展開し、 99年度にはバックオフィス型の従来タイプの企業基幹システムに展開していきます。 2001年には、新体系に基づくSIサービスが、 当社SI事業全体の約60%(売上高ベース)にのぼると計画しています。

 今後、体系の実現にあたっては、 既に業界標準として地位を確立した優れたコンポーネント資産や CORBAの分散オブジェクト技術をベースにしたオブジェクト間連携を図るソフトウェア(ORB) などの基本技術を積極的に導入していきます。 さらに、これまでのSI事業で培ってきたノウハウや技術を生かし、 当社の特長である「アプリケーションフレームワーク」や「プラットフォームコンポーネント」のセキュリティ管理などを開発し、 各種サービスと組み合わせることで迅速で適切なソリューションを提供していきます。 また、同時に、インターネット/イントラネットからエクストラネット、 モバイルコンピューティングなど、応用領域拡大にも対応していきます。


新体系の特長
新体系確立の背景と狙い
新体系の構成
C Solutionの主要な技術
新体系とネットワークコンピューティングの関係
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