六フッ化硫黄ガス回収装置の商品化について

1998年2月5日

 当社は、開閉装置や変圧器の絶縁ガスとして用いられ、 地球温暖化への影響が極めて高いと言われている六フッ化硫黄(SF) を99%以上回収できる装置2機種を開発し、本日から営業活動を開始します。

 SFガスは、人体に無害であることや化学的・熱的には安定で絶縁特性に優れることから 1960年代から主にガス絶縁開閉装置(GIS)やガス絶縁変圧器などの電力機器に広く採用されていますが、 地球温暖化係数が二酸化炭素の23,900倍と高いため、 使用機器を点検・試験する際のSFの大気放出量を削減することが検討されています。

 新製品は、新たに真空ポンプを付加することなどによって、高回収率を実現するとともに、 無給油方式の真空ポンプとコンプレッサを採用することによって、回収時の油分の混入がないため、 純度の高いガスとして保管でき、SFガスの再利用が可能です。

 さらに、新製品は、屋外用の大形タイプだけでなく、 制御ユニットや真空ポンプユニットなどに4分割した小形タイプも商品化しており、 一般用エレベータを利用できるため、地下変電所や屋内変電所などへの搬入を容易に行うことができます。


新製品の主な概要
開発の背景と狙い
新製品の主な特長
新製品の主な仕様
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