新製品の主な特長

  1. 0.25ミクロンの微細加工技術の採用によって、 コアの処理性能を215MIPS、最大動作周波数を166/133メガヘルツと、 当社従来製品の約3倍に性能を向上させています。

  2. 16キロバイトの命令キャッシュと8キロバイトのデータキャッシュなど従来製品の 4倍以上の大容量キャッシュを内蔵しているので、 キャッシュミス(キャッシュメモリに保存されているデータとプロセッサが必要とするデータの不一致)を大幅に抑え、 システムの高速化を図ることができます。

  3. キャッシュへのアクセス方式は、命令キャッシュ、 データキャッシュともに2ウエイ・セット・アソシエイティブを採用しており、 キャッシュのヒット率を向上させ、キャッシュを効率よく動作させることができるので、 システムのパフォーマンスを向上させています。 さらに、データキャッシュの書き込みは、 高速化が可能なライトバック方式と当社従来製品で採用しているライトスルー方式に対応しています。

  4. 新製品は、64エントリのTLB回路(マイコンの仮想アドレスをメモリの物理アドレスに高速に変換するための回路) を内蔵しています。 各エントリのページサイズは、4k/16k/64k/256k/1M/4Mに可変なので、 64ビットのデータ(ページ表)を適切な大きさのに分割して処理することができ、 プロセッサの高速化を実現することができます。

  5. アクティブ、スリープなどのモードが切り換え可能な、 パワーマネジメント機能を採用し、動作時消費電力440ミリワット(166メガヘルツ、 3.3ボルト/2.5ボルト時)、待機時電流100マイクロアンペア以下の低消費電力です。

  6. 外部インターフェースは3.3ボルト、 内部回路は2.5ボルトの二電源供給方式を採用しています。

  7. RS-232C、IrDAなどの通信インタフェース、 PCMCIA/ROMインタフェース、各種メモリコントローラ、 ソフトウェアモデムインタフェースなど携帯情報端末に必要な周辺機能を内蔵しています。


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