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二酸化炭素を吸収するセラミックスの開発について

1998年4月23日

 当社は、450〜700℃の温度範囲で二酸化炭素に接触すると化学反応を起こし、 体積の約400倍の二酸化炭素を吸収することができるセラミックスを開発しました。

 今回開発したセラミックスは、二酸化炭素吸収能力に優れたリチウムジルコネートを吸収材として採用しており、 従来の吸収材の10倍以上の二酸化炭素を吸収することができます。 また、高温のガスと接触させるだけで化学反応を起こし、 ガス中の二酸化炭素を炭酸リチウムという液体の形で多孔質のセラミックス中に吸収します。 このため、化学反応を起こすための複雑な装置は必要がなく、 低コストで高効率な二酸化炭素吸収システムを構築することができます。

 さらに、セラミックスの特質である高温環境下での耐久性にも優れており、 従来は不可能だった高温・高圧ガスからの二酸化炭素の分離を可能としました。

 二酸化炭素を吸収したあとは、 本吸収材を再加熱すると二酸化炭素が放出され吸収材としての性質を取り戻すので繰り返し使用することができます。

 今後は、更なるコスト低減や再利用時の吸収率維持などの課題を克服し、 火力発電所などの各種プラントや自動車など二酸化炭素の大量の発生源へ適用することにより、 高温ガスに含まれる二酸化炭素の直接吸収などへの実用化が期待されています。

 なお、当社は本吸収材を5月4日より米国・サンディエゴにて開催される「米国電気化学会第193回大会」にて発表する予定です。


開発の背景
本開発品の主な特長


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