参考資料

HAVi基本仕様の概要について


  • 1394 Communication Media Manager (CMM) :1394コミュニケーション・メディア・マネジャー
    CMMは、IEEE1394と他のソフトウェア要素あるいはアプリケーションプログラムの間のインタフェースとして働きます。 主な機能は、以下の2つです。1)他機器との間で命令を送信/受信するための伝送機構を提供したり、 2)Busの動作状態を把握し、その情報を他のソフトウェア要素に提供します。

  • Event Manager (EM):イベントマネジャー
    EMは、家庭内ネットワークの 状態変化のようなイベントを他のソフトウェア要素に伝達する役目を果たします。 特に、新しい機器の接続や切断が起こった場合には、EMがネットワーク上の各機器にその変化を報告します。 これにより、プラグアンドプレイなどの利便性を実現できます。

  • Registry:レジストリー
    家庭内ネットワーク上のすべての機器に搭載されているソフトウエア要素の属性を記録します。 各機器は、このRegistryを参照することで、ネットワーク上の他機器の基本的なソフトウエア要素の所在を確認できます。 これは、異なる機器間の相互操作を可能にするものです。

  • Messaging System (MS):メッセージングシステム
    ソフトウエア要素間でメッセージを伝送する役割を果たします。 したがって、メッセージ送り側と受け側では、互いに相手がネットワーク上の場所を知る必要はなく、 メッセージ伝送はMSに任せることになります。

  • Device Control Module (DCM):デバイス・コントロール・モジュール
    機器の制御を行います。アプリケーションは機器とではなくDCMとやり取りします。
    DCMはAPIとして機能するため、アプリケーションは個々の機器の特異性を気にする必要がありません。 この結果、家庭内ネットワーク上の機器は、 他の機器の機能を認識でき、離れた場所からの他機器の操作が可能となります。

  • DCM Manager:DCMマネジャー
    ネットワーク上の各機器にDCMをインストールします。DCMマネジャーは、 新しい機器が接続されると、新たなDCMをインストールすることにより、 自動的にネットワークの変化に対応します。これにより、ネットワークが再構成されている最中でも、 機器の動作を続けることができます。

  • Data Driven Interaction (DDI) Controller:DDIコントローラー
    機器のディスプレイに対しGUIを提供します。充分なGUIデータを有しており、 このデータを用いてテキストデータ専用からグラフィックスまで様々な種類のディスプレイに対応できます。 つまり、DDIコントローラーは、ユーザーと機器操作を助ける役目を果たします。

  • Stream Manager (SMGR):ストリームマネジャー
    複数の機器間での、映像や音声などの連続データ(ストリームデータ)のリアルタイム伝送を可能にします。 SMGRは、機器内部および機器間の接続を管理します。また、ネットワーク資源を確保や解放を行ったり、 ネットワーク全体の接続情報の提供を行いますし、ネットワークのリセット後の再接続をサポートします。


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